九山八海(くせんはっかい)とは|造園用語
仏教の宇宙観である須弥山(しゅみせん)説によって説明される世界像で、九つの山と八つの海から出来ている。仏教世界のイメージを庭園世界のイメージ構成にダブらせるとき、九山八海を象徴する石組がなされたり、九山八海石と呼ばれる庭石が池中に据えられたりする。足利義満は北山殿をつくるときに、持仏堂である舎利殿金閣の前の池に蓮を植え浄土形式の構成とすると同時に、奇岩を多数据え九山八海と名づけた。これは明の使節を接待するために立てたもので、日中の代表がここに相会すことを象徴したもの。また、銀閣の庭園にもかつて九山八海石があったことが文献にある。須弥山説では、中央にそそり立つ須弥山と外周をとりまく鉄囲山(てつちせん)の間には、内側から、持双(じそう)・檐木(えんぼく)・善見(ぜんけん)・馬耳(ばじ)・象耳(ぞうじ)・尼民達羅(にみんだつら)の各山々よりなる7金山と、その間を埋める山々と同名の7香海、塩水である一番外側の鉄園山内の須弥海がある。以上を合計して九山八海となる。→しゅみせんしそう
九山八海|く|造園用語集用語集|株式会社渡辺|問題解決のスペシャリスト集団
九山八海とは造園用語集。株式会社 渡辺 |先人の想いを先進の技術で切り開く。「建設部門」を通じて豊かな国土の実現と社会資本整備の中心的な役割を担います。 「電気設備点検」「道路インフラ点検」を通じて国民の安全安心を確保に努めます。「ECサイ...

