黒球温度計(こっきゅうおんどけい)とは|造園用語
英語:black bulb thermometer
温熱感を測定する目的の温度計。標準型は1930年ベルノン(H.M.Vernon,)により考案されたグローブ温度計(globe thermometer)である。直径約15cmの薄銅板製の中空球体で、表面はつや消し黒色塗りとし、内部に棒状温度計の感温部を挿入して球内中心部の温度を測定する。15〜20分間静置後の示度は、周辺からのふく射と空気による対流伝達との熱授受が平衡して安定するが、これをグローブ温度Tgとする。彼は黒球が気温・気流・ふく射の影響を加味した体感を示す一種の人体モデルであると考え、無風作業時にTg=62〜68℉のとき快適であるとした。しかし低温ふく射のときは、激しい気流が当たるとTgが気温Taに近づいてしまい、体感と逆の現象を示す。その後、ベッドフォード(T.Bedford)によって本器は、式(1)に示される平均ふく射温度(mean radiation temp.)とか修正実効温度(corrected effective temp.)の測定に活用されている。MRT=Tg+2.4√v(Tg – Ta) ……(1) Tg:グローブ示度(℃)、Ta:気温(℃)、v:気流速度(m/s)。また、湿球黒球指数(Wet bulb-globe temperature index)は屋外の場合に次式(2)による。WBGT=0.7Tw十0.2Tg+0.1Td ……(2)Tw : 湿球温度(℃)、Td:乾球温度(℃)。→たいかんおんど
黒球温度計|こ|造園用語集用語集|株式会社渡辺|問題解決のスペシャリスト集団
黒球温度計とは造園用語集。株式会社 渡辺 |先人の想いを先進の技術で切り開く。「建設部門」を通じて豊かな国土の実現と社会資本整備の中心的な役割を担います。 「電気設備点検」「道路インフラ点検」を通じて国民の安全安心を確保に努めます。「ECサ...

