コンクリー卜配合(コンクリー卜はいごう)とは|造園用語
英語:mix proportion for concrete
コンクリートを練り混ぜるとき使用する諸材料、特にセメント・骨材・水の割合、または使用量。所要の強度・耐久性・水密性・ワーカビリチーをもつコンクリートが経済的に得られるように、試験によって割合を定めることが配合設計である。コンクリート1㎥に対する使用量を単位量という。水セメント比が変わらなければ、コンクリートの強度は同じとされる。このため経済的なコンクリートを造る要件は、単位水量をできるだけ少なく定め、単位セメント量の節減を図ることにある。配合の表示には、示方書か責任技術者によって指示される示方配合、ならびに現場配合がある。前者は骨材が表面乾燥飽水状態で、細骨材については5mmふるいを通るもの、粗骨材はそれにとどまるものを用いた場合の配合である。後者は示方配合のコンクリートとなるように、使用骨材の実際の粒度分布・表面水量の状態、および計量方法に応じて前者が修正された配合をいう。さらに計量方法により、容積配合と重量配合に分かれる。一般には合計が1㎥となる各材料の絶対容積を、各比重から換算した重量配合により正確に計量する方法がとられる。小工事または重要でない工事では、セメント・砂・砂利を例えば1:2:4、1:3:6とする容積配合で表してもよい。
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