混播（こんぱ）とは｜造園用語
英語：mixed seeding
のり面緑化あるいは芝生の造成に際して、複数の植物の種子を混合して播種すること。混播は様々な目的でなされるが、代表例を挙げると(1)単一種による環境条件に対する不適合などによる緑化の失敗をあらかじめ避けるために複数の芝生用植物の種子を混播することによって確実にのり面緑化、芝生の造成を行う。わが国ののり面緑化においては過去、ウィーピングラブグラス、ケンタッキー31フェスキューなどの混播が盛んに実施され、また、欧米の公園・庭園・ゴルフ場では3種類内外の芝生用植物の混播によるミックスローン(mix lawn)が造成されることが多い、(2)イネ科の芝生用植物の生育を助長するため、肥料植物であるマメ科のホワイトクローバーの混播を行う、(3)のり面緑化において、より早くのり面に樹林を成立させるために芝生用植物と木本植物の種子の混播を行う、(4)のり面緑化において、より修景効果をあげるために芝生用植物と花卉の種子との混播を行う、などがある。
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