縮景(しゅくけい)とは|造園用語
各地の風景や名所を箱庭のように縮小化して取り込む庭園技法の一つ。縮景は規模として当然無理があるから、その趣が十分に生かせるよう象徴性を発揮させる必要がある。この方式は江戸時代の大名庭園で盛んに採り入れられ、各地の名勝旧跡などを点在させて構成。小石川後楽園をその例にとると、木曽谷、寝覚の滝、龍田川、大堰川、通天橋、清水観音堂、白糸の滝、愛宕山、唐崎の松原、鳴門や、中国の西湖の堤、円月橋、小慮山等がそれである。一般に東海道五十三次の名所、富士山の全貌、近江八景などが好まれている。こうした様式が発展した背景には、江戸時代の参勤交代制がある。すなわち、諸大名は江戸へその領国から隔年ごとに出府しなければならなかったから、その往復の途上に見た街道筋の風景に忘れ難いものがあったに違いない。また天下泰平の時代になると街道筋は整備され、旅行が容易になると名所旧跡などは絵画や文学にも採り入れられ、それらの知識が教養のーつとしてもてはやされたからであろう。
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