裏込め注入(工)(うらごめちゅうにゅう(こう))(覆工)とは

裏込め注入(工)(うらごめちゅうにゅう(こう))とは|トンネル用語

英語:back-fill grouting
独語:Hohlraumverpressung、Hinterfüllverpressung
仏語:coulis de remplissage

覆工背面と地山との間に生じた空隙部にモルタル等を注入することをいう。裏込め注入の目的は、地盤の沈下防止、覆工からの漏水防止、覆工背面の土圧の均等化、補修などである。施工に際しては、注入方法、時期、材料等を各現場条件に応じて工夫する必要がある。シールド工法では、裏込めを効果的に行うため、できるだけ早く注入することが望ましい。この場合、シールドを推進しながらセグメン卜と地山との空隙に注入する方法を同時注入、シールドの1推進終了直後に注入する方法を即時注入という。材料として豆砂利、乾燥砂等を用いることもあるが、シールド、山岳トンネルともモルタルが一般的であり、モルタルの流動性を増加させるため、起泡剤を入れたモルタルも多く使用されている。材料の漏洩を防止するほか、凹凸のある地山になじませるため材料を袋詰めにして地山を押さえる方法を袋詰め注入という。注入後さらに注入効果を高めるため、填充状況を確認し、再び注入して完全な填充を図ることを二次注入という。

裏込め注入(工)|う|トンネル用語集|株式会社渡辺|問題解決のスペシャリスト集団
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