煙害(えんがい)とは

煙害(えんがい)とは|造園用語

英語:smoke injury

大気中に排出された煤煙・粉塵・有毒ガス等による人畜・森林・農作物などへの被害の総称。広義には金属・化学製品などの無機物の被害まで含めるが、一般に煙害という場合には植物に対する被害を指すことが多い。煙害の主因は亜硫酸ガスとされているが、このほかにも燃焼物中に含まれる窒素酸化物、炭化水素、フッ化水素なども大気汚染有害物質である。さらにこれらが化学変化したオゾン、オキシダントは光化学スモッグの元凶として知られている。煙害には、有害物質の濃度が高い場合に現れる急性害と有害物質の濃度が低い場合の慢性害がある。急性害は可視被害ともいわれ、異状落葉や葉に斑紋が発生し、容易に被害が確認できる。この斑紋は煙斑といわれ、形や色、発生部位は有害物質の種類や植物の種類によってほぼ一定している。慢性害は生長量や収穫量の減少、落葉時期が早まるなどの被害であり、直接的に確認できないために不可視被害ともいわれている。

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煙害とは造園用語集。株式会社 渡辺 |先人の想いを先進の技術で切り開く。「建設部門」を通じて豊かな国土の実現と社会資本整備の中心的な役割を担います。 「電気設備点検」「道路インフラ点検」を通じて国民の安全安心を確保に努めます。「ECサイト部...
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