塩類濃度(えんるいのうど)とは|造園用語
英語:salts density
施肥などにより土壌中に存在する硫酸カルシウム・塩化カルシウム・塩安・硝酸カリ・硫酸カリなどの塩類の濃度。土壌中の全塩類濃度が一定濃度以上になると養水分の吸収が不良となり、植物に害を与えるといわれる。わが国では降雨量が多く、露地ではこれらの塩類が雨水によって流亡するため、一度に多量の施肥をしない限り、植物に害を及ぽすような塩類集積の問題は発生しなかった。一方、ハウス栽培においては、比較的多量の肥料が施用され、降雨によって塩類が流亡することなく、かつハウス内は高温となり、地表面からの水分蒸散量も多く、植物に吸収利用されなかった塩類が地表面に水分と共に上昇することなどにより塩類集積が起こり、栽培植物に害を及ぼすことが頻繁に発生している。土壌中の塩類濃度は、土壌に一定の量の水を加えた懸濁液の電気伝導度を測定することによって調べられる。通常、トマト・キュウリなどの作物の場合、電気伝導度が2ミリモー (mmho/cm)を超えると明らかに生育が阻害されるといわれる。
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塩類濃度とは造園用語集。株式会社 渡辺 |先人の想いを先進の技術で切り開く。「建設部門」を通じて豊かな国土の実現と社会資本整備の中心的な役割を担います。 「電気設備点検」「道路インフラ点検」を通じて国民の安全安心を確保に努めます。「ECサイ...