環境施設帯(かんきょうしせつたい)とは|造園用語
高速道路・国道などの幹線道路が住宅地を貫通する場合、走行する自動車がもたらす騒音・排気ガスの影響を軽減し、沿道の生活環境を保全するために道路用地として確保される一定幅員の空間。環境施設帯の幅員は、沿道の住宅の立地状況、その他の土地利用の状態、あるいは道路構造によって10ないし20mとされており、施設としては植樹帯・遮音壁、あるいは必要に応じて歩道・自転車道の設置も認められている。実質的な効果もさることながら、植樹帯・遮音壁で道路を視覚的に遮へいすることによってもたらされる心理的効果の方が大であると考えられる。環境施設帯の植栽については「道路緑化基準」に「常緑樹を主体とし、スぺースを有効に利用しながら、植栽効果を十分発揮できるよう配慮し、原則として高・中・低木混合の植裁とする。また、植樹帯としてのり面を利用する場合、のり勾配に適した樹木を植栽するのが望ましい」と規定されている。植栽形式については、防音・排気ガス防止・遮へい・生活環境保全など多様な機能が課せられているので、それらの機能を充足し、しかも周辺の景観との調和が十分図られるよう配慮することが肝要である。
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環境施設帯とは造園用語集。株式会社 渡辺 |先人の想いを先進の技術で切り開く。「建設部門」を通じて豊かな国土の実現と社会資本整備の中心的な役割を担います。 「電気設備点検」「道路インフラ点検」を通じて国民の安全安心を確保に努めます。「ECサ...