切芝(きりしば)とは

切芝(きりしば)とは|造園用語

英語:sod

芝草の自生地または芝畑から、芝生造成のため、一定の規格で切り取られた芝生の切片。切芝の規格は1束を1㎡分として、コウライシバ等の1片は小判で36cm×14cmのもの20枚をもって1束とし、野芝等の1片は大判で、36cm×28cmのもの10枚をもって1束とする。そのほか巻芝(ロール芝)といって、ソッドカッターで切り出した細長い切芝もある。切取りは通常年1回ないし3年に2回程度で、その時期は春萌芽時を最適とする。切取り作業は、手作業では、毛刈り(茎葉の刈取り)→刈り葉の収集→筋引き(仕切縄で縄張り)→タチ包丁で芝に切れ目を入れる→切取り(鎌切りし、芝切鎌で剥ぎ取る)→結束→運搬の順となる。機械作業ではソッドカッターを用いる。切芝は表と表(茎葉部)、裏と裏(根部)とを合わせて積み重ね10枚および20枚(㎡分)を1束とするが、通常1束の上と下とに表が出るように結束する。高温時の切出しには切芝が蒸れないように注意する。切芝のよい条件は、(1)1片が角ばって土の厚さが平均していること。なお、土量のつき方が少ない方がよい。(2)節間が短く、匍匐(ほふく)茎が密につんでみずみずしく平均に根張りがあること。(3)葉幅が同じでよくそろい、いきいきと密生して2cm程度に刈り込んであること。(4)石や雑草が混入していないこと。(5)病害のないこと、害虫の卵や幼虫などがいないこと等が挙げられる。メートル法の規格以前のノシバの1片は1.5尺X1.0尺(≒45cm×30cm)で12枚をもって1束、2束(24枚)で1坪(3.3㎡:本坪、実坪)に張った。コウライシバ等の1片は1.25尺×0.5 尺(≒38cm×15cm)で20枚を1束とし、2束で5尺四方(2.3㎡:芝坪)分となり、これを1坪(3. 3㎡)に張るので目地をあけることになり、平張り(目地なし)にすると、57.7枚が必要で約5割増しとなる。

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切芝 とは造園用語集。株式会社 渡辺 |先人の想いを先進の技術で切り開く。「建設部門」を通じて豊かな国土の実現と社会資本整備の中心的な役割を担います。 「電気設備点検」「道路インフラ点検」を通じて国民の安全安心を確保に努めます。「ECサイト...

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