自然美(しぜんび)とは

自然美(しぜんび)とは|造園用語

英語:natural beauty

一般には、芸術美・人工美と対比的に扱われる人為の加わらない自然素材そのものの美しさ。自然材を基調とする日本庭園や、風景そのものの美しさを論じる造園美を考える上で重要な概念である。美は、対象に接したときに起こる精神作用である。カントは人為でありながら自然であるようにみえる芸術を美としたのだが、へーゲルは精神から生まれた芸術美は高級であるが、自然のままの美は低級とした。この考え方の下では、造園は芸術でないか、芸術ではあっても低級な芸術であると位置づけられる。これに対し、中村ーは「自然美の理論」(1974)で、歴史的に古い時代から始まる、しかも専門家ではない民衆によって楽しまれるべき初級の美として「自然美」を位置づけ、その意義を再見すべきだとしている。なお、田村剛(1918)は、「自然美」は芸術美と共に造園美を構成するもので、その中が材料美と風景美よりなるとしている。

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自然美とは造園用語集。株式会社 渡辺 |先人の想いを先進の技術で切り開く。「建設部門」を通じて豊かな国土の実現と社会資本整備の中心的な役割を担います。 「電気設備点検」「道路インフラ点検」を通じて国民の安全安心を確保に努めます。「ECサイト...

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