芝焼き(しばやき)とは

芝焼き(しばやき)とは|造園用語

日本芝のように冬地上部が枯れる芝生で、伸びすぎた茎葉の枯れた部分、堆積した枯葉や刈り屑(サッチ:thatch)などを焼き払うこと。芝焼きによって病原菌や害虫、害虫の卵や雑草の種子を死滅させる。焼いて出来た灰は土壌中に還元されて肥料となる。また焼けて黒くなった部分は太陽熱をよく吸収して春の芽出しが早くなることも考えられる。芝焼きの要領は、芝生の表面を火がさっと通るように焼くことで、芝焼きによって再生点を損なってはならない。幸い野芝など生長点が地際あるいは地表下すれすれにあり、葉螺(ようしょう)・鱗片(りんぺん)・苞(ほう)などによって保護されているので好都合であり、焼け残った芝生は冬眠中なので被害は少ない。しかし、ゴルフ場や庭園、公園等低く刈り込まれ、管理がゆき届いた芝生では、芝焼きする部分が少なく火入れが困難であり、芝生を損なう恐れがある。また焼いた跡は黒く外観を損なうし、衣服を汚すので一般的には行わない。しかし、河川敷芝生や自然の丘陵地のような大面積の芝生地のところでは時として行われ効果的である。芝焼きの時期は芝が完全に枯れた1月から2月上旬の間に行うのがよい。

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芝焼きとは造園用語集。株式会社 渡辺 |先人の想いを先進の技術で切り開く。「建設部門」を通じて豊かな国土の実現と社会資本整備の中心的な役割を担います。 「電気設備点検」「道路インフラ点検」を通じて国民の安全安心を確保に努めます。「ECサイト...

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