地下連続壁(ちかれんぞくへき)(土留め・路面覆工)とは

地下連続壁(ちかれんぞくへき)とは|トンネル用語

英語:diaphram wall、in-situ placed wall
独語:Schlitzwand、an Ort hergestellte Wand
仏語:paroi moulée

地下を壁状に連続して掘削し、その掘削孔内に築造される鉄筋コンクリートの壁をいう。一般的な施工法としては、地下連続壁施工予定線上の両側にガイドウォールを設置して、掘削壁面の崩壊を防ぐために安定液を掘削孔内に充満して掘削を行う。掘削終了後、エレメント継手と鉄筋かごを挿入してから、トレミー管を用いて掘削底部からコンクリートを打設する。施工は数メートルごとのエレメントに分けて行われる。地下連続壁は遮水性がよく、掘削底面以下の根入れ部分の連続性が保たれ、断面性能が大きいので、大規模な開削や軟弱地盤での工事に採用され、また、騒音、振動、地盤沈下などの建設公害を伴わないので、市街地での建設工事に多く用いられる。多くの工法が開発されているが、掘削方法により以下の3 種に大別される。①クラムシェルや特殊グラブで土砂を直接つかみとるクラムシェルバケット方式、②掘削機先端のビットを回転させて掘削を行い、ビットのシャフ卜内から土砂を安定液とともに吸い上げる回転ビット方式、③ビットを上下動させて、その衝撃によって土を砕き、吸上げ式で土砂を安定液とともに搬出するパーカッション方式。

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