沈埋函、(トンネル)エレメント(ちんまいかん)(沈埋トンネル)とは

沈埋函、(トンネル)エレメント(ちんまいかん)とは|トンネル用語

英語:(tunnel)element、unit of sunken tube
独語:Einschwimmelement、abgesenkte Röhre、Absenkelement、Tunnelelement
仏語:élement préfabriqué élement de tunnel

沈埋トンネルの構成要素で、曳航および沈設作業に支障のない長さに分割したトンネル部分をいう。沈埋函の製作方法は、ドックヤード方式と鋼殻方式に大別される。また、製作ヤードの選定は、製作方法・工期・工費を大きく左右するので、①既設の造船所等の利用可能性、②建設地点周辺の適地の地形・地質・占用面積・使用条件、③曳航する水路条件、④艤装ヤード、などについても比較検討する必要がある。沈埋函の長さは、波の影響がない場合には函長280mといった例(Hemspoor tunnel)もあるが、波があると120m程度(Drecht tunnel)が限度である。わが国の例では、東京港トンネル(全長1,325m、うち沈埋区間長1,035m)の幅37.4m、高さ8.8m、長さ115mが最大級の沈埋函である。なお、沈埋函の完成時における見掛けの単位体積重量は、通常、1.1程度になるように製作されている。

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