継手(つぎて)(覆工)とは

継手(つぎて)とは|トンネル用語

英語:joint
独語:Stoß、Verbindung、Fuge
仏語:joint

シールドトンネルにおいてリングを形成するためにセグメント相互を継ぐ継手をセグメン卜継手、リング相互を継ぐ継手をリング継手という。これらを総称してセグメントの継手または単に継手という。セグメントの継手は、組立てを考慮してセグメン卜継手、リング継手とも同ーの構造にする場合が多い。連結材としてボルトを用いるボルト継手が一般に使用されるが、特殊なピンを用い押し込むだけで連結するピンほぞ継手も用いられている(図参照)。継手によって剛性一様なリングを形成するには、セグメント本体と同程度の剛性と強度を継手構造に与える必要があるが、これらの機能を満たす構造にするのは実際上困難である。そのため、セグメン卜を千鳥に組み、隣接セグメン卜の添接効果によって補うのが実情である。やむを得ずセグメント継手をトンネル軸方向に通していも継ぎにする場合は、剛性についての配慮が望ましい。セグメントの継手は、所要の剛性と強度を満たすとともに、継手から地下水、グラウトあるいは圧気などが漏洩しないようにしなければならない。このため、継手面はシール材を用いてシールする。シール材は継手面に密着し、水中や湿潤状態でも即効性があり、耐久性、弾力性に富んだものでなければならない。

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