農村計画(のうそんけいかく)とは

農村計画(のうそんけいかく)とは|造園用語

英語:rural planning

市街地における地域計画として、都市計画に対置して用いられる用語で、農村地域における生産・生活の総合的な環境の構築を目標とする地域計画のこと。農村地域の社会構造・経済構造・物的構造を相互に調整しながら計画するのが農村計画の内容。つまり、農村の計画中には、メタフィジカル・プランニング(metaphysical planing)とフィジカル・プラニング(physical planing)が含まれる。造園計画に直接するのは後者のフィジカル・プランニングで、これは物的計画と呼ばれたり空間計画あるいは「土地と物の計画」として表現されることがある。農村計画の物的計画では、まず土地利用計画が重要で、これは社会・経済計画との関連が大きく農地としての土地利用可能性を土地分類や土地分級の考えにたって検討し、農地や集落等の土地利用区分を行う。この時点で農業地域景観の構成を図ることが必要。いわば農村地域の風景の骨格を形成する計画が、農村土地利用計画の一環としてなされることになる。全体の土地利用計画につづいて、生産関連施設,、生活環境施設の計画が部門別計画の形でなされるのが一般的。集落計画、交通計画、供給計画、公共施設計画等がそれらの具体化である。集落計画における造園計画としては、公園等のレクリエーション施設計画、防風、防雪を目的とする屋敷林計画、集落全体をとり囲む外周林計画はじめ、農村集落に潤いと安らぎの空間を提供する修景計画がある。交通計画や供給計画では、街路樹に代表される沿道修景、河川の堤防樹、耕地防風林の計画ほかがある。日本の農村計画は、戦前では用水の整備による土地改良をはじめ、耕地整理法(1899(明治32)年)、農地開発法(1941(昭和16)年)に基づく施策として各種の施策が実施されていた。戦後になり農地改革1945(昭和20)年)、新農村建設計画(1949(昭和24)年)、農業基本法(1961(昭和36)年)、農業振興地域整備法(1969(昭和44)年)等の法律の施行や計画の発表があって、極めて多様に展開されるようになった。1957(昭和32)年以来建設がすすめられ完成をみた八郎潟干拓地新農村計画は、日本における農村計画の一つのエポックであり、現在は農村総合整備事業として、各種の事業がなされている。なお西ドイツでは、1961年以降、「わが村は美しく(Unser Dorf soll sconer werden)」という名称の村を美しくするコンクールがなされており、スイスでは、農村計画における景観計画の内容と手法が詳細に定められている。

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