造園

円通寺庭園（えんつうじていえん）とは｜造園用語京都市左京区にあり、江戸時代初期、後水尾上皇の幡枝(はたえだ)山荘であったが、修学院離宮完成後の1672(寛文10)年文英尼公(霊元天皇の乳母)へ下賜。庭の一部に露岩を採り入れ、50個内外の庭石を巧みに配した平庭式枯山水。比叡山の

園地造成（えんちぞうせい）とは｜造園用語造園における土地利用計画・造成計画に基づく土地の造成。園地造成にあたって、造成区域の基礎調査・環境アセスメント等に基づいた計画が必要であり、実施にあたっては土木設計が必要となる。土工は切・盛土、運搬、整地などの作業 内容であるが、あらゆ

園地計画（えんちけいかく）とは｜造園用語多数の人々が集合利用できるような広場を修景植栽を含めて造成するための計画。自然公園内では、園地の設置計画と、個々の園地についてのレイアウトを決める計画とがある。園地の目的には設置される位置から、ピクニック・修景・保存などのためのものがあ

園芸用土（えんげいようど）とは｜造園用語一般に果樹・蔬菜・庭木・花卉などを栽培するときに使用される用土の総称。栽培目的によって各々に適合した用土があり、種播き用土・挿木用土・育苗用土などと細かく分類して呼ぶ場合もある。園芸用土には、赤玉土・黒土・荒木田土・鹿沼土・腐葉土・桐生

園芸品種（えんげいひんしゅ）とは｜造園用語英語：garden variety. cultivar野生植物をより美しい花が楽しめる、より味のよい実がとれるなど、様々な園芸目的に合わせて改良、育種したもの。造園樹木の中で園芸品種をもつ樹種は、ツバキ・サザンカ・ツツジ・ウメ・モ

園藝考（えんげいこう）とは｜造園用語文学博士横井時冬著の近代日本最初の日本庭園概史。1889(明治22)年大八洲学会発行で、当時は、「園藝」が現在の「庭園や造園」の意味に使われていたのでこの名がある。内容の学問的批判はあるが、日本庭園の発達を通史的に著し た最初の著作として貴

円形花壇（えんけいかだん）とは｜造園用語英語：round-shaped flower bed花壇を形状により分類したとき、外縁が円形であるもの。比較的どんな地形にも調和し、無難な形の花壇である。単独で用いられることも多いが、他の角形花壇やリボン花壇などと接合して用いられる

遠近（えんきん）とは｜造園用語景観における奥行。ギブソン(J.J.Gibson)によれば、奥行感は次のような条件により生じるとされる。(1)視対象の見えの大きさによる判断(大きさが既知の場合)、(2)視対象の直線的遠近(パース効果)、(3)視対象の重なり、(4)視対象の明瞭さ

縁起木（えんぎlまく）とは｜造園用語庭園に植えておけば幸運をもたらすといわれる樹木。普から、松・竹・梅はめでたい樹木の代表として頻繁に植裁される。その他、ナンテンは難を転ずる樹木として、モモは3月3日が桃の節句といわれるほど日本の家庭に親しまれている。ユズリハ・カシワ・ダイダ

円覚寺庭園（えんかくじていえん）とは｜造園用語神奈川県鎌倉市にあり、鎌倉時代禅宗寺院の典型。北条時宗が創建し、無学祖元を開山とする鎌倉五山の第二。舎利殿が有名。現在JRの線路によって遮断された蓮池と、舎利殿側の妙香池と称する放生池が昔の面影を今に伝えている。方丈書院の庭園は江